2022年7月8日になくなった安倍晋三元総理の国葬が9月に行われる予定です。
その国葬に、なんとロシアのプーチン大統領が来日して参列するとの噂が出てきました。
安倍晋三元総理とプーチン大統領はそこまで親密な仲だったのでしょうか?
そこで今回は、安倍晋三さんとプーチン大統領の関係や仲良しのエピソードなどをまとめていきます。
安倍晋三の国葬にプーチン大統領が来日?

2022年7月8日に亡くなった安倍晋三元総理。
2022年9月に日本武道館で「国葬」と言う大規模な葬儀が行われる予定となりました。

国内外からの参列者が見込まれていますが、
なんとロシアのプーチン大統領の来日の可能性が出てきたようです。
バイデン米大統領やトランプ同前大統領ら、世界中の要人の参列が見込まれる中、なんとロシアのプーチン大統領訪日の話が飛び交っている。
引用:東スポweb(2022/7/21)
現在、ロシアがウクライナ侵攻したことで国交は絶縁状態。
しかし、プーチン大統領は、安倍晋三元総理が亡くなった際には弔電を送ってきています。

その弔電には、
尊敬する安倍洋子様
引用:PRESIDENT online(2022/7/11)
尊敬する安倍昭恵様
あなたの御子息で、夫である安倍晋三氏の御逝去に対して深甚ある弔意を表明いたします。
犯罪者の手によって、日本政府を長期間率いてロ日国家間の善隣関係の発展に多くの業績を残した傑出した政治家の命が奪われました。
私は晋三と定期的に接触していました。
そこでは安倍氏の素晴らしい個人的ならびに専門家的資質が開花していました。
この素晴らしい人物についての記憶は、彼を知る全ての人の心に永遠に残るでしょう。
尊敬の気持ちを込めて ウラジーミル・プーチン
と、心からの追悼が示されていました。
冷徹と言われているプーチン大統領が、感情を表して文章にすることは珍しいそうです。
また、2022年7月11日に増上寺で行われた通夜には、ガルージン駐日大使が参列しました。

国葬にプーチン大統領が来日するとなれば、厳重な警備体制を敷く必要があるでしょう。
プーチン大統領は健康面も不安視されているので、来日が現実的かは不透明ですね。

安倍晋三とプーチン大統領が仲良しと言われる理由

安倍晋三元総理が亡くなられた際に、丁寧な弔電を送ったプーチン大統領。
国のトップ同士として親交があったと推測されますが、「仲良し」と言われる理由はなぜなのでしょうか?
シンゾー、ウラジミールと呼び合う

安倍晋三元総理とプーチン大統領は、お互いにファーストネームで呼び合っていたようです。
安倍晋三元総理が2020年に辞任する際の記事によれば、
プーチン氏は「これからも友情を大切にしたい。またお会いするのを楽しみにしている」と述べ、日本語で「シンゾー、アリガトウ」と述べた。
引用:Sankei Biz(2020.8.31)
首相もプーチン氏をファーストネームで呼び、ロシア語で「ウラジーミル、スパシーバ(ありがとう)」と応じた。
と、親密さや仲良しな雰囲気が伝わってきます。
さらに、2019年にウラジオストクで行われた東方経済フォーラムでは、
ウラジーミル。
君と僕は、同じ未来を見ている。
行きましょう。
ロシアの若人のために。
そして、日本の未来を担う人々のために。
ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。
と、ポエムのような、友人に語りかけるような演説が話題となりました。

「目指すところは同じ」と歩み寄ろうとする気持ちが伝わってきます。
この演説で、「二人は仲良しと言うイメージ」が強まったのかもしれません。
ダントツでプーチンとお友達の安倍晋三‼
— yasube- (@YasubeZoho173) June 8, 2022
「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている」😂 https://t.co/gijCbp5FWG
プーチン大統領に小走りで駆け寄る
2015年9月の会談では、安倍元総理が小走りでプーチン大統領に駆け寄る姿が話題となりました。
待たせちゃってゴメーンと言わんばかりに、小走りで駆けつける安倍さん良かったな。 pic.twitter.com/rhpVAVJQGd
— Rⱥy 零 (@Msmagnolia1313) July 8, 2022
会談に数分遅刻してしまったようですが、
あのプーチン大統領も思わず顔がほころんでいる様子が伝わってきます。

小走りで駆け寄ってくる安倍元総理に緊張感が解けたのかもしれません。
親しげで仲良しな雰囲気が伝わってきますね。
トップだからと言って威張らない姿勢が「安倍流」の外交だったのでしょうか。
小走りで駆け寄り、プーチンから自然な笑顔を引き出した安倍さん。これほど相手の懐に入り込むのが得意な総理がいるだろうか…どうか元気になってもう一度総理に返り咲いて欲しいです。https://t.co/c91xOjTnFq
— 残る桜も散る桜 (@ZDoilf5JPiy2Y1W) July 8, 2022
27回の会談で築いた関係

二人の関係を築いたのは、通算27回行った会談と言えるでしょう。
内容は、日露関係の改善のため、北方領土交渉や平和条約締結を目指すもの。
安倍元総理は、父・安倍晋太郎氏を遺志を継いで「自分がやり遂げたい」と言う想いが強かったようです。
思ったような結果は得られませんでしたが、
安倍晋三元総理はロシア国内で高く評価されているそうです。
国家院(下院)議員で、モロトフ元ソ連外相の孫であるヴャチェスラフ・ニコノフ氏は、
偉大な政治家として独自の行動をした。
引用:引用:PRESIDENT online(2022/7/11)
現実としても、ロシアと日本の関係発展のために重要な役割を果たした。
プーチン大統領が安倍氏の母親と妻に、感情のこもった哀悼の意を表明したのも偶然ではない。
実に偉大な政治家で、日本の歴史に道標を残した。
とコメント。
長年尽力してきた安倍元総理とプーチン大統領の間には、特別な信頼関係が築かれていたのでしょう。

冷徹と言われいるプーチン大統領。
他国のトップとここまで仲良しに見える関係は珍しいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、安倍晋三元総理とロシアのプーチン大統領の関係について取り上げました。
「仲良し」と言われる理由には、親しげに呼び合っていたことや、何度も会談を重ねていたことがきっかけだったようです。
日本とロシアの関係は冷え込んでいるものの、プーチン大統領が国葬に来日するのか、注目していきたいと思います。


コメント