2022年7月8日に亡くなられた安倍晋三元総理。
通夜・葬儀は、東京都港区にある増上寺(宗派:浄土宗)で、近親者のみで行われることが分かりました。
落ち着いたら、せめて「お墓参りをしたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
安倍家の墓は、山口県と静岡県の2つ存在しているようです。
今回は、葬儀が行われる増上寺の紹介、安倍家の墓地の場所がどこなのかまとめていきます。
安倍晋三元総理の葬儀は増上寺

2022年7月8日にご逝去された安倍晋三元総理。
通夜と葬儀の日程や場所が公表されています。
- 2022年7月11日 通夜
- 2022年7月12日 葬儀
いずれも近親者のみで行い、喪主は妻・昭恵さんです。
葬儀の場所は、東京都港区にある「増上寺(ぞうじょうじ)」です。

〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目7−35
なお、安倍晋三元総理は首相として長期間在任したため、
今後、慣例に基づき岸田文雄首相が葬儀委員長を務めて、内閣・自民党合同葬が執り行われるとみられています。
⇨2022年9月に「国葬」として葬儀が行われる予定です。

安倍晋三元総理の宗派は浄土宗

安倍晋三元総理の葬儀が行われる「増上寺(ぞうじょうじ)」。
こちらのお寺は、「浄土宗」の七大本山の一つです。
阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰。
開山から600年以上経っている増上寺は、徳川家とも深いゆかりがあります。

安土桃山時代に、徳川家の菩提寺に選ばれ、敷地内には
- 二代・秀忠公
- 六代・家宣公
- 七代・家継公
- 九代・家重公
- 十二代・家慶公
- 十四代・家茂公
の六人の将軍の墓があります。
現在は、各種ご祈願や供養のほか、仏前結婚式なども行われる由緒正しいお寺です。
また、安倍晋三元総理の父・安倍晋太郎氏、祖父・岸信介氏の葬儀もこの増上寺で行われています。


このように、代々の安倍家や岸家とゆかりのあるお寺ということですね。
こちらのお寺は、安倍元総理との関係が噂されている統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とは無関係です。
安倍元総理が送ったビデオメッセージなどは、単なる政治的なお付き合いだったようですね。
安倍家の墓地の場所は山口県のどこ?
通常、葬儀を終えた後、49日の法要で納骨をすることが一般的です。
父・安倍晋太郎氏も納められている安倍家の墓は、山口県長門市にあります。
長門市油谷蔵小田にある父・晋太郎元外相の墓にも9日、多くの地元住民らが駆け付けた。
引用:山口新聞(2022/7/10)
突然の悲報に対して「いまだに信じられない」「どうにか生きてほしかった」と悔やむ声が相次いだ。

安倍晋三元総理も生前、お盆や正月に帰省した際にお墓参りをされていました。
こちらの墓地の場所は、「長安寺」です。

安倍家の菩提寺
— みゅう💉💉💉 (@yukiusagi_39) July 10, 2022
長門市にある長安寺
浄土宗だからね
都内で行われる葬儀も芝の増上寺で浄土宗https://t.co/pQjlqR56fO
安倍家の対岸に住まう古老、“政略入社”した神戸製鋼時代の上司、安倍家の菩提寺である長安寺の住職等々が、晋三をおぼろに語る。
引用:Amazon商品の説明(書籍「安倍三代」)より
安倍家のお墓がある「長安寺」の住所がこちらです。
〒759-4503 山口県長門市油谷新別名人丸34
地元では、「墓を守るグループ」が結成されており、墓の管理をするボランティアの方々が数名いるそうです。
「晋三先生は安倍家の一番の元ということで大事にされていた。墓守をしていることを感謝してくれていた」
引用:山口新聞(2022/7/10)
▼実際に墓参されている様子▼
安倍晋三元総理は、墓参りを終えると、墓の周辺に集まった多くの人へあいさつをし、
一人ひとりに声をかけながら握手や記念撮影に応じていたそうです。
安倍晋三元総理は別の墓に入る可能性も?

次男は同じ墓に入れない
安倍晋三さんは、安倍家の次男のため、別の墓に入るのではないかという声もあります。
先程のツイートでは元首相が安倍家の墓へ入るものだという思い込みで綴ってしまったが、冷静に考えてみると晋三氏は次男であった。一般的には先祖代々の墓は長男が引き継ぐ。よって山口県長門市にある、あの長閑なお墓には入らないことも考えられる。どちらにしても安らかに眠られることを祈るばかりだ
— 杏野崇 (@LVpDZWWRu4jrnv9) July 9, 2022
安倍家の家系図がこちらです。

長男は、安倍寛信さんで、三菱商事の顧問をされており、ご健在です。

本家の墓は、法律上の制限はないものの、長男が引き継ぎ、次男は別の墓を用意することが一般的です。
しかし、安倍晋三元総理のように結婚はされていても子供がいない場合は本家の墓に入るケースもあるとのこと。
お墓の所有者の考えや霊園の規約などにもよるそうです。
冨士霊園の可能性も
静岡県にある「冨士霊園」に納骨される可能性もありそうです。
実は、安倍晋三元総理の父・安倍晋太郎氏、祖父・岸信介氏のお墓は、2つずつ存在しています。
先に亡くなられた岸信介さんが、出身地の山口県、晩年を過ごした静岡県に分骨したのがきっかけだったようです。
- 山口県の田布施町
- 静岡県の冨士霊園
- 山口県の長安寺
- 静岡県の冨士霊園
冨士霊園にある安倍家の墓がこちらです。

安倍晋三首相は3日、祖父の故岸信介元首相と父の故安倍晋太郎元外相の遺骨が分骨されている静岡県小山町の冨士霊園を昭恵夫人とともに訪れた。
引用:四国新聞社(2013/03/03)
冨士霊園の安倍家の墓の隣には、岸家の墓があります。

そして、祖父・岸信介さんのお墓は、出身地の山口県田布施町にもあります。

分骨をした理由は、岸信介さんが晩年、静岡県御殿場市に住んでいたためと言われています。

そして安倍晋太郎さんは、そんな義父に倣い、自身の墓も冨士霊園に分骨したようです。
冨士霊園の住所や地図はこちらです。
〒410-1308 静岡県駿東郡小山町大御神888ー2
このように、安倍家の墓は2つ存在しています。
安倍晋三元総理も父に倣って分骨し、「冨士霊園のお墓に入る」または「お墓を建てる」可能性も考えられるでしょう。
関東にお住まいの方は、お参りしやすい場所なのではないでしょうか。
実際の納骨先については、情報が入り次第、更新していきます。
まとめ
今回は、安倍晋三元総理の宗派、葬儀が行われる寺や墓地についてご紹介しました。
葬儀は近親者のみで行われますが、今後、自民党との合同葬も検討されているとのことです。




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