2022年7月に公開予定のディズニー・ピクサーによる映画「バスライトイヤー」。
「トイストーリー」のメインキャラクターの誕生秘話を描く映画として公開前から注目されていますが、中東やアジアの一部地域で上映禁止となったそうです。
その理由は、「同性カップルのキスシーン」。
今回は、その問題のキスシーンの画像があるのか、また同性カップルのキャラクターとは誰なのかをまとめていきます。
映画「バスライトイヤー」同性カップルのキスシーンで上映禁止に

2022年7月に公開されるディズニー・ピクサー映画「バスライトイヤー」。
🚀7/1(金)劇場公開
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) June 8, 2022
『#バズライトイヤー』
危険な惑星に不時着したバズは
地球に帰還するために
ひとりで奮闘するが…
仲間との出会いが
孤独だった彼の人生を変える✨
有名な #スペースレンジャー
バズ・ライトイヤー誕生の秘密がここに💫 pic.twitter.com/gV8UE2Fl29
中国などのアジア14カ国で「上映禁止」となったと発表がありました。

上映禁止となった理由が、
同性カップルが短いキスを交わすシーン
だというのです。
同作には同性カップルが短いキスを交わすシーンがあり、
ロイター通信より(2022/6/14)
上映を禁止した国の多くが同性愛を犯罪と見なしている。
今回、上映禁止を決定した国は、
中国、インドネシア、マレーシア、レバノン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト
など合わせて14カ国。
中東では、同性愛は犯罪と見做されており、「コンテンツ基準に違反している」と判断されてしまいました。
バスライトイヤーのキスシーン画像は?
問題のキスシーンの画像は、2022年6月15日現在まだ情報公開されておりません。

北米では、2022年6月17日から公開されるそうなので、その後に何か画像が出てくる可能性もありそうです。
見つかり次第、アップしていきます。
【2022.6.20追記】
キスの瞬間ではありませんが、キスの前後と思われる画像がこちらです。

子供を抱っこした女性キャラクター。
そこに優しく寄り添う女性が描かれています。
【公開後の海外の反応(Twitter)】
It was maybe 0.4 seconds long and my kids didn’t even notice it.
たぶん0.4秒の長さで、私の子供たちはそれに気づいていませんでした。
They showed a kiss for half a second.
They showed a family that was happy.
What about that was wrong?
彼女たちは0.5秒間のキスを見せた。
彼女たちは幸せな家族を見せた。
それの何が間違っている?
I don’t really know, I saw Lightyear the kiss between two moms was less then 2 seconds shown on screen.
So I do think those who complain about it are silly.
よくわかりませんが、「バズライトイヤー」で2人のお母さんの間のキスが画面に表示されたのは2秒未満でした。
ですから、それについて不平を言う人は馬鹿げていると思います。
キスシーンは一瞬で、見逃してしまうほどという意見が多数でした。
今の所、「嫌な気持ちになる」というコメントはあまり見られておらず、
「過剰に反応しすぎ」との声もありました。
バスライトイヤーの同性カップルキャラクターは誰?
一部の国で問題となった同性カップルのキスシーンですが、そのカップルとは誰なのでしょうか。
調べたところ、カップルの片方は、
アリーシャ・ホーソーン

というキャラクターでした。
見たところ、黒人女性のキャラクターのようですね。
- バズと同じスペース・レンジャー
- バズの親友で相棒
そんなアリーシャのロマンス相手とは誰なのでしょうか?
調べましたが、「アリーシャ・ホーソーン」の相手役は、情報がありませんでした。

おそらく主要キャラクターではないようです。
こちらも追加情報があれば更新していきます!
キスシーンはお蔵入りする予定だった

今回、一部の国で問題視された女性同士のキスシーン。
キスシーンは、制作過程でカットする予定になっていた
ということが分かりました。
それが公開直前に復活する流れになったそうです。

というのも、米フロリダ州にて「性的指向の議論を禁止する法案」が可決されたことが大きな要因。
2022年3月8日、性的指向や性自認といった「LGBTQ+」について話し合うことを小学3年生以降になるまで禁止する法案が可決。
通称「ゲイと言ってはいけない法案(Don’t Say Gay bill)」と言われ、「いじめや差別を助長する」として批判されている。
当初、ディズニー側はコメントしていませんでしたが、
- 法案に賛成した議員への寄付が発覚
- ディズニーの体裁のために何度も同性愛描写を排除してきたとの内部告発
などがあり、ディズニーへの批判が集中。
従業員によるデモにまで発展しました。

この批判を受けて、お蔵入りする予定だったキスシーンは一転、復活する流れとなったそうです。
キスシーンに対するネットの反応
上映禁止のニュースを受けて、ネット上では賛否両論の意見が聞かれます。
まだそんなこと言ってんの?
— 猫田ポ子 (@nekota_poko_48) June 14, 2022
くっだらな💨
同性愛って別に隠すことでも禁止にすることでも無いじゃん。
同性愛も異性愛も同じ事だし自然な事じゃん。
『バズ・ライトイヤー』14か国で上映禁止 同性カップル描写めぐり(シネマトゥデイ)#Yahooニュースhttps://t.co/U58bdz00Ee
『バズ・ライトイヤー』14か国で上映禁止 同性カップル描写めぐり(シネマトゥデイ)…
— Taka (@Hatanaka810) June 14, 2022
少数を多数のような強引な表現が多過ぎて嫌気がする。
多様性を認めるなら、共感しないのも個々の選択として認めないといけない…
個々の趣味趣向を他人に押し付けるのも???
https://t.co/Her7YhgGOx
UAE ピクサー映画上映禁止を発表#Yahooニュースhttps://t.co/HTg5nx7ke8
— しゅんころもち 卍 (@shuncoro) June 14, 2022
コメントにいろんな意見があり、勉強になるわ。倫理観はみんな違うからね。その国の判断やセンシティビティは尊重すべきなのかな。それも含めて多様性かな。
まとめ
今回は、映画「バスライトイヤー」で問題視されたキスシーンについて取り上げました。
多様性を尊重して理解しようとする流れがある一方、国によってはそれが認められないというのが、こういった問題の難しさを象徴したニュースのように思えます。
日本では予定通り、2022年7月1日から全国の劇場で公開されます。


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