いよいよ、冬季オリンピック「北京五輪2022」が開幕。
期待するのはやはり、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手の「オリンピック3連覇」ではないでしょうか。
3連覇のカギとなるのが、羽生選手が挑戦する「クワッドアクセル」です。
今回は、クワッドアクセルとは何か、今まで成功者はいるのかを動画を交えて解説していきます。
羽生結弦選手がクワッドアクセルでオリンピック3連覇に挑む!

4年に1度の冬季オリンピックが中国・北京で開幕。
注目はやはり、五輪3連覇が期待されている男子フィギュアスケートの羽生結弦選手ですね!

19歳で挑んだ2014年のソチオリンピック、23歳で挑んだ2018年のバンクーバーオリンピック。
確かな技術力と演技力で、2大会連続で世界のトップ・金メダルに輝きました。

今回のオリンピックでも金メダルを獲得した場合は、94年ぶり2人目の偉業となるそうです!
羽生選手自身、2大会の金メダル獲得で「幼い頃の夢は叶った」と話していました。
年齢的に「引退」も考えているであろう羽生選手。

選手人生の中で、難易度の高い大技「クワッドアクセル」を完成させることを目標に、
負傷や葛藤を繰り返しながらも、日々練習に励んだそうです。

そして、3回目の北京オリンピックの出場権を手にした羽生は、
「夢の続きをしっかりとまた描いて。前回、前々回とはまた違った強さで臨みたい。」
とコメントしています。
今回のオリンピックでは「クワッドアクセル」が成功するかが金メダルのカギとなりそうです!
フィギュアスケートの大技「クワッドアクセル」とは何?

羽生選手が挑戦するフィギュアスケートの大技「クワッドアクセル」とは、
4回転半ジャンプ
を意味しています。(4回転アクセル、4Aとも言う)
「クワッド」は英語で「4つ」を指し、
「アクセル」とは「前向きに踏み切る」の意味。
前向き(進行方向)に踏み切りますが、着氷時は後ろ向きです。
そのため、半回転多く回らないといけません。

6種類あるフィギュアのジャンプの中でも、「最高峰」「最も難易度が高い」と言われています。
アクセルのポイントとしては、
- 前方に跳ぶタイミング
- スピード(加速)の調整
- 回転する際の体勢
- 恐怖心に打ち勝つメンタル
など、全ての要素が揃わなければ成功するのが難しいと言われています。
さらに4回転(クワッドアクセル)ともなれば、体力の消耗も大きくなり、成功は奇跡に近いのです。
フィギュアスケートの大技「クワッドアクセル」の成功者はいる?(動画)
「クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)」を成功させた人物は、未だかつていません。
羽生選手は、誰も成し遂げていない前代未聞の大技に挑むこととなります。

羽生選手は、2021年1月の全日本選手権に「クワッドアクセル」を盛り込みましたが
残念ながら、両足着氷と回転不足という結果で、成功には至りませんでした。
練習ではありますが、羽生選手がクワッドアクセルを飛んでいる動画がありました!
かっこいいですね。氷上でこれだけのジャンプ力を出せることがすごいです。
「クワッドアクセル」の難しさについて、元フィギュアスケーターの無良崇人さんは
現在、4回転ルッツを跳ぶ選手はいますが4回転半を成功させた選手は世界にいません。
yahooニュースより
昔、「筋肉番付」というテレビ番組の中でモンスターボックスという跳び箱の競技がありました。
あの世界記録が、確か25段くらい。
そういう身体能力の頂点の頂点で、跳べる人がいるというのが4回転ルッツかなと。
羽生選手が挑んでいる4回転アクセルは、それのさらに数段上。
誰にも挑戦させたことがない、前人未到の領域に達しているという感覚で見ています。
とコメント。
「誰も行ったことがない領域」それほどに難しいジャンプということです。
それでもフィギュア関係者の中では、「羽生選手はクワッドアクセルに一番近い選手」と言われています。

「クワッドアクセル」を成功させるため、壮絶な練習を積み重ねてきた羽生選手。
年齢的に体力が衰えていくこともあり、何度も諦めかけたこともあったそう。
それでも「応援してくれている人のためにも成功させたい」という気持ちが羽生選手を突き動かしているようです。

羽生選手は、2月8日と10日に行われるショートとフリーの演技プログラムに「クワッドアクセル」を入れる予定。
オリンピックという大舞台で、羽生選手の長年の目標が実を結ぶのか・・・
記念すべき歴史的瞬間を、ぜひ目にしたいですね!

2/8(火)10:10 – 14:33
フィギュアスケート男子 ショートプログラム
2/10(木)10:30-14:27
フィギュアスケート男子 フリー
まとめ
今回は、北京オリンピックで3連覇がかかった羽生結弦選手が挑戦する「クワッドアクセル」について取り上げました。
「クワッドアクセル」とは、「4回転半ジャンプ」のことで今まで誰も成し遂げていない大技でした。
3連覇のカギとなる世界初の「クワッドアクセル」が成功するのか、男子フィギュアスケートに注目です!

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