2022年7月1日から発生している、KDDIの全国的な通信障害。
7月3日に行われた記者会見で、KDDI社長は「補償を検討する」と話しています。
今回の障害で迷惑を被ったユーザーからすれば、補償について気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、KDDIやauの補償額(損害賠償)はいくらでいつもらえるのか、最新情報をまとめていきます。
通信障害によるKDDIからの補償額はある?

「過去最大級」とも言われるKDDIの通信障害。
本日01時35分より当社の通信サービスがご利用しづらい状況が発生しております。
— KDDI広報部 (@kddipr) July 2, 2022
現在、復旧作業に努めておりますが、現時点で判明している原因/影響について情報更新いたしました。
お客さまには多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。https://t.co/lnzzxzF8G2
電話が繋がらないなどの障害は40時間以上続き、
法人や個人まで多大な迷惑を被った事件となりました。
この件に関して、KDDIからの補償や損害賠償はあるのでしょうか?

2022年7月4日現在、KDDIの補償額(損害賠償)について具体的な発表はありません。
しかし、2022年7月3日の記者会見にて、KDDIの髙橋社長が
補償については障害の内容をもう少し見た上で検討していく
と、補償を検討していることを話しています。
さらに、KDDIの主力サービス「au LTE」の約款には
「通信サービスが全く利用できない状態が24時間以上連続したときに限り、損害を賠償します」
という規約があり、
損害賠償の「24時間以上」の条件に当てはまっています。
そのため、何らかの形で、補償が行われる可能性は高いと言えるでしょう。
KDDI(au)の損害賠償の金額はいくら?いつもらえる?

2022年7月4日現在、補償についての詳細は発表されていませんが、

一体、いくらもらえるの?



いつもらえるの?
と気になる方も多いでしょう。
補償額や返金時期の予想
過去の事例や参考情報をもとに、予想してみたところ、
補償額(損害賠償) | 1契約:約560円〜700円程度? |
返金方法 | 利用代金から差し引き? (またはポイント付与?) |
返金時期 | 8月以降の料金請求時? |
という内容になりました。
以降で、詳しく説明していきます。
補償額は日割計算
補償額の計算方法は、
月額利用料を日割計算して算出
することになります。
利用料金は人によって様々ですが、調査によれば、
月額利用料金(端末代除く):平均5,334円
携帯電話の月額利用料金について、端末代金の分割支払い分を含まない実際の支払総額を分析した結果、スマートフォン利用者全体では4,617円で、前回調査から228円の減額となった。
引用:MM総研(2022/1/27)
楽天モバイルを含むMNO 4社のスマートフォン利用者の月額利用料金は5,146円、MNO 3社のフィーチャーフォン利用者は2,592円となった。
サブブランド利用者の月額利用料金は3,157円、MVNO利用者の月額利用料金は1,889円となった。
とすると、1日あたりの補償額は、
4,617円(利用料金)÷30日=約154円?
ほど。
今回の障害発生が、7月1日〜7月3日までの最大3日間ということで、
154円×3日=462円=約460円?
の計算となります。
正直、「え、これだけ?」と思う人も多いことでしょうね。
詫び賃が上乗せされる?


一部報道によれば、「100円程度の詫び賃が上乗せされるのでは」とも言われています。
「一般利用者には通信障害により携帯が使えなかった期間に対して補償することになるでしょう。
日刊ゲンダイ(2022/7/4)
月額使用料を日割り計算し、さらに詫び賃100円分程度を上乗せして、ポイント付与する方法が考えられます。」
詫び賃を上乗せした場合は、
460円+100円=560円程度?
ほどになるのではないでしょうか。
過去の事例:700円程の可能性も
2013年にKDDIで発生した通信障害(関東の一部エリア)では、
3日間で700円(税抜)
の返金が行われていたことが分かりました。


しかし、約10年前では、月額利用料や携帯電話の普及率も異なります。
生活の一部である携帯電話の通信障害による影響は今回の方が大きいと言えるでしょう。
詫び賃を100円→200円ほどにした場合は、この時と同じく700円ほどの補償額になる可能性も少なくないでしょう。
今回の障害で影響を受けたのは、約3915万回線。
KDDIが負担する補償額は、最大で270億円規模となる可能性もあります。
補償に対するネットの意見
補償よりも設備投資を
auの補償400円程度なら、いらんから5G設備に回してくれ。
— も (@mohioneet) July 4, 2022
土日の予定思っきし狂わされて、それが400円の補償で同等の価値だとされるのも嫌だしな。
auのやつ特に補償とか要らないからそのお金で障害の対策して欲しい
— まる○ モリモリ楢崎 (@marumaru_to_) July 4, 2022
ポイントで誤魔化すな
auに補償求めて 無料しろって言ってる奴多いけど、金がなけりゃ保守もできないんだから 金は払おうよって思う
— 携帯販売係 mulchAD (@bakadarake1) July 4, 2022
やってほしくないのは ポイントで誤魔化す事。
ショップにポイント使いこなせない奴から寄ってきて面倒な対応させられるから
月額料金の減免を
KDDI月額料金減免確定ですね。
— Naoki Mukai (@jinguji1) July 2, 2022
サブスク料金の補償も
auの損害賠償額について検討する会を主催したい。
— くそでぶ (@ksodeb) July 4, 2022
個人的には月額料金の1割(3日分)の返還は使えなかったんだから当然として、お詫びとしていくら上乗せされるのか、Apple Musicなどのサブスク料金についても補償されるかが見もの。
流石に仕事が飛んだとかの間接損害までは出さないだろうなあ。
補償は期待できない
auの通信障害の補償?
— k m (@omhomh) July 4, 2022
多分、昨日もつぶやいたけどドコモの前例を基本にした対応になるんじゃないかな?つまり補償なし。当然ドコモ動揺auにも天下ってる人もいるだろうし当然筋は通して補償なしと予想。逆に補償したら神対応レベル。あくまで個人の感想ですけどね。
近年発生した、別会社の通信障害では、個別の補償がされなかったケースもありました。


- ソフトバンク:4時間半(24時間以内)のため補償対象外
- NTTドコモ:最大29時間かかったが全く利用できない時間は2時間半だったと判断⇨補償対象外
今回の通信障害についても「全く利用できなかった時間」がどのように判断されるのかが心配ですね。
まとめ
今回は、KDDIで起こった通信障害による補償額(損害賠償)について取り上げました。
詳しい情報は公表されていませんが、過去の事例などを参考にすると、560円〜700円程度になる可能性がありそうです。
新たな情報が入り次第、追記していきます!


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