2022年2月、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻し、多くの犠牲が止まらない状況が続いています。
ロシアのプーチン大統領に対しては国際社会からの批判が強まり、ロシア国内でも反感を持つ人もいるようです。
そんなプーチン大統領を辞めさせるには、一体どうしたらいいのでしょうか?
今後、暗殺やクーデターが起こる可能性があるのかもまとめていきます。
ロシアのプーチン大統領への批判が高まる
2022年2月に隣国のウクライナに軍事侵攻をし、混乱が続いています。
ウクライナとロシアで停戦交渉をしてはいますが、ロシア側は依然として強硬な姿勢を崩していません。
そんな中、2022年3月16日、アメリカのバイデン大統領は、プーチン大統領を批判。

バイデン大統領:彼(プーチン大統領)は戦争犯罪人だと思う。
と初めて明言しました。
プーチン政権は、20年以上も独裁的な政治。
ロシアでは、誰もプーチン大統領に「逆らえない」「口出しできない」状況と言われています。

アメリカの中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は、
「助言できる人がどんどん少なくなり、
yahooニュース(2021/3/12)より引用
個人的な信念がより重きをなしている」と分析し、
「プーチン氏はさらに危険なかけに出る可能性が高い」と指摘した。
と、プーチン大統領の意思決定について懸念を示しています。
日本でも、プーチン政権に対する批判は絶えません。
ロシアは直ちに戦争をやめよ 。50年前に戻るのか。 ロシアの国民よ立ち上がれ。 プーチンを辞めさせろ。#ウクライナ
— ssky&fmkgp23 (@3776hamysrms) February 26, 2022
プーチン辞任しろ💢
— Akinori (@Ao14Mws) March 5, 2022
これ以上、ウクライナの人々を苦しめるな😠
今の時代に戦争なんかやって何の意味あんの❗ pic.twitter.com/cov18PwrgJ
私はウクライナの人々だけでなく、ロシア人も不憫に思うから、独裁者プーチンには今すぐにでもウクライナ侵攻をやめて欲しいと思う。なぜ分からないんだろう、侵略行為が通用しない時代なんだよ。それは自国をもぶっ壊す行為なんだよ、国際社会で孤立するだけ、台湾侵攻を狙う中国もよく見ておけって。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) March 1, 2022
ロシアのプーチン大統領を辞めさせるには?
ウクライナへの攻撃を続けるロシアのプーチン大統領。
20年以上続くこの政権に終止符を打つ方法はあるのでしょうか?
法律上は辞めさせることが難しい

結論から言うと、今のロシアの体制では、プーチン大統領を任期の途中で失脚させることは難しいでしょう。
大統領を辞めさせるためには、ロシア連邦憲法に基づき、「弾劾(だんがい)」という手続きが必要になります。
あのアメリカのトランプ元大統領も「弾劾」の審議を経験しています。

ロシアにおける「弾劾」の手続きの条件は、
- 下院で3分の1以上の議員による発議
- 下院で3分の2以上の議員による賛成
- 最高裁判所の審査
- 上院で3分の2以上の議員による賛成
など、かなりハードルの高いものになっています。
なぜなら、下院の3分の2以上は、与党(統一ロシア)が占めている状況だからです。

さらに、裁判所の判事も事実上の任命権は大統領にあることから、
大統領に不利な判決を出す可能性は極めて低いと言われています。
2036年まで続投できる

2021年、プーチン大統領は、大統領の任期に関する憲法改正を行いました。
法改正により、2024年までの任期が終了した後も、2036年まで続投することが可能に。
憲法改正にあたって国民投票を行い、賛成多数であったと発表されています。
しかし実際には、投票が有利になるよう不正操作したのでは?と野党からの批判も。
大統領を続投する際には投票がありますが、不正操作が事実なら結果が予想できてしまいます。
強硬手段はクーデターか暗殺

法律上、プーチン大統領を失脚させることが難しいロシアの体制。
となれば、「クーデター」または「暗殺」だと言われ始めています。
プーチンは本当に暴走してる
— かわちゃん (@SS7evXxthgXyGQM) March 13, 2022
ロシア国民がクーデターでも起こすか、暗殺でもしない限りダメだと思う
露大統領に戦争終結の意思見えず 2022年3月13日 https://t.co/CnTCHkFHad
各国の政治家からも、「クーデター」や「暗殺」という言葉が出始めているようです。
プーチン包囲網がじわじわと狭まってきた。
Japan in depthニュース記事(2022/3/10)より
大統領を権力の座から排除しようと、
イギリスの閣僚がロシア軍の将軍たちにクーデターを呼びかければ、
アメリカの上院議員は、暗殺待望論を表明、物議をかもしている。

軍が中心となり、武力で政治体制を強引に乗っ取ること。(国の内乱の一種)
クーデターが起きれば、政府の要人を殺めたり、監禁され、プーチン大統領の命も危うくなるでしょう。
「暗殺」は極論にはなりますが、プーチン大統領自身、暗殺を恐れて身を隠しているという情報もあります。
プーチンは暗殺を恐れて山のシェルターに隠れているかもしれないらしいですね、あの野郎
— RUBY-D (@0209PRINCE1999) March 10, 2022
プーチンはどこに隠れてる?国民が知らないところに自分だけ隠れている大統領って何? #StandWithUkraine
— running (@smile_running) March 14, 2022
クーデターや暗殺が起きる可能性

ロシアで「クーデター」や「暗殺」が起きる可能性はゼロではありません。
2022年3月14日のイギリス・デイリー・エクスプレス紙によると
「ウクライナに対する侵攻命令を下したが、
yahooニュースより引用(2022/3/14)
予想外の苦戦を強いられている
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、
自身に不安を抱いているロシア軍トップたちによる
クーデターに対する備えを積極的に行なっている」
という分析が公開された。
と、「プーチン大統領がクーデターに備えている」と言う見解を示しています。
実際、ロシア国内では、プーチン政権や戦争に対するデモや批判が広がってきている状況です。
呼びかけに応じた多くの市民が3月13日、ロシア各地で反戦デモを行った。
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) March 16, 2022
立ち去ろうとしたところを警察官に拘束された女性。
ほかに両手両足を警察官4人につかまれ、連行される男性もいた。
人権団体によると38都市でデモが行われ、900人以上が拘束されたという。https://t.co/xFZ7blBy4e pic.twitter.com/gsLwuRKehZ
ロシア国営放送の社員が、番組放映中 のスタジオで、「(この放送局は)皆さんに嘘を流している。戦争を止めろ❗️」とプラカードを示し叫んだらしい。短時間だが放映された。SNSでも抗議。“They’re lying to you’: Russian TV employee interrupts news broadcast | Russia“ https://t.co/56u1LDsReN
— Norio Nakatsuji (@norionakatsuji) March 14, 2022
情報統制をおこなっているロシアで、このような事態は異常とも言えるでしょう。
戦争が長期化し、経済制裁が国民生活にも影響してきた場合、何か動きが出てくるかもしれません。
国際刑事裁判所による拘束も

「クーデター」や「暗殺」などの強硬手段の他に、より現実的なのは「国際刑事裁判所(ICC)」による訴追です。
検察官が刑事事件について公訴を提起し、それを遂行すること。(起訴と同意語)
ロシアは国際刑事裁判所の加盟国ではありませんが、
プーチン大統領が起訴された場合、裁判所に出廷する必要があります。

無視した場合でも時効がないため、外遊などで加盟国を訪問した際、身柄が拘束(逮捕)される可能性も。
すでに、イギリス・ドイツ・フランスなどの39カ国が、
国際刑事裁判所にプーチン大統領の訴追を依頼しました。(2022年3月2日)
プーチン大統領の罪について、
- 集団殺害(ジェノサイド)
- 人道に対する罪
- 戦争犯罪
が訴追対象になるとしています。
それを受けて、国際刑事裁判所は、捜査を開始する意向を表明。
プーチン大統領が国際的に立場が危うくなることは時間の問題かもしれません。
国際刑事裁判所検察官 ウクライナ大統領と会談 捜査協力求める | ウクライナ情勢 | NHKニュース
— 大坪命樹「孤独な恋人」Kindle 3/15〜3/20無料セール実施中‼️ (@OotsuboMeiju) March 17, 2022
早く裁判をしてほしい。有罪はあまりまえだが、プーチンは出廷しないだろう。しかし、国際犯罪者として各国から追われる身になるのだ。 https://t.co/6Q6MN2wORM
まとめ
今回は、批判が高まっているロシアのプーチン大統領を辞めさせる手段についてまとめました。
「クーデター」や「暗殺」などの強硬手段が言われ始めていますが、国際刑事裁判所による訴追と拘束という方法が現実味を帯びてきています。
刻一刻とウクライナの被害が広がる状況ですので、できるだけ穏便に事態が収束する方法を望みたいと思います。


コメント
コメント一覧 (1件)
プーチンの死を集合意識で可能にしましょう。
ガンの手術のせいで息を引き取ってもらうのがベストです。麻酔科の先生の意識に問いかけましょう。そうしたらこの戦争がいかに愚かなものかが覚醒意識としてロシア軍に目覚めさせるきっかけになると思います。