天然痘に似た「サル痘」と呼ばれる感染症が世界各地で感染者を増やしていますね。
2022年7月25日には、国内初の感染者も確認され、危機感が高まっています。
WHOの発表によれば、サル痘感染者の98%以上が「男性」で、感染者のほとんどが男性のみということがわかっています。
そこで今回は、なぜ男性しか感染しないのか、女性にはうつらないのか、感染経路などについてまとめていきます。
サル痘の感染者は9割以上が男性のみ!

天然痘に似た感染症「サル痘」の感染者が拡大していますね。
2022年7月25日には、欧州渡航歴のある30代の日本人男性への初感染が確認。

日本にもついに上陸してしまったことで、急に緊張感が高まったのでは無いでしょうか。
世界の感染者は、現時点で1万6000人以上となり、ここ数ヶ月で急拡大。
そんなサル痘の感染者の性別をみると、
ほとんどが「男性」ということが発表されています。

WHOが約1万人の患者を分析したところ、感染者の98.8%は男性で、年齢は18〜44歳の男性が大半を占めているといいます。
引用:テレ朝news(2022/7/25)
しかし、サル痘は「男性特有の感染症ではない」と言います。
では、なぜここまで男性の間で感染が拡大してしまっているのかが気になりますよね。
サル痘の感染者はなぜ男性のみ?感染経路は?

世界で感染者が急増している「サル痘」。
感染経路は、
- 感染した人の発疹、体液、寝具、衣類などに接触
- 近距離の飛沫感染
と言われています。

現在、その感染者がほとんどが「男性のみ」ということが発表されています。

その理由はなぜなのでしょうか?
厚生労働省によれば、ほとんどの症例が
- ゲイ
- バイセクシャル
- その他の男性と性交渉することを自身で認識している男性
の間で発生しています。
この7月にドイツの研究者がサル痘感染者512人を分析した論文では、報告された感染者の全員が男性で、性指向を回答した260人中259人とほぼ100%は「男性と性交渉をするゲイ」であると答えている。
引用:JBpress(2022/7/24)
未回答の人にも男性同性愛者は含まれると見られ、感染者の大部分が男性同性愛者であると推定された。
スペインでも同じ調査をしたところ、
圧倒的多数が男性同性愛者であることがわかっています。

調査によれば、
男性同士の性交渉
が、現在流行中の「サル痘」のほとんどの原因と言っても過言ではないようです。
最近は「出会い系アプリ」の普及もあり、
感染拡大の温床となっているのではないかとの指摘もあります。
このような事態に、WHOからは「偏見がないように」と注意喚起がされています。
サル痘はなぜ女性にはうつらない?

「サル痘」の感染者に男性が多い理由は、「男性同士の性交渉」が原因ということが分かりました。
しかし、なぜ「男性のみ」が多くて、女性にはうつらないのでしょうか?
ネット上でも疑問の声が上がっています。
サル痘とうとう日本入ってきたのか
— モンスト@ (@monsutotiger) July 25, 2022
流行る前に鎖国しとけよー😅
感染者の99%は男性…
女性は特殊な免疫あるのか?🤔
サル痘って「男性同士の性的接触により感染」ってばかり報じられているけど、つまりどういうこと?女性は感染しにくいってこと?異性間の性的接触だと感染しないの?そこらへんが曖昧で、結局何もわかっていない感じ。ただ、世界のゲイ人口の多さは明らかになったかな。
— Riko S. 🇺🇦🇯🇵 (@Naoriko922) July 25, 2022
エイズと言いサル痘と言い、なぜ男性間の感染者が多いのか…なぜ女性間じゃないのか?なぜ男女間じゃないのか?いつも不思議なんだけど🤔出だしのスタートは何なの?
— 幸蔵 💉×3 (@coooozoooo) July 25, 2022
WHOによれば、
サル痘は女性も感染する可能性はある
と発表されています。
特に妊婦・子供は感染すると重篤となる可能性が高く、注意喚起がされています。

「エイズ(HIV)」も、発見当初は男性患者が多かったことから
女性は安全だと誤解してはいけない
という声もあります。
エイズも初期は男性同性愛者の病気という誤った認識があったけど、実際には女性もかかる病気だった。サル痘もこういう事実から、女性は安全と誤解してはまずい。 https://t.co/IHASPDevtQ
— しかのつかさ (@sikano_tu) July 23, 2022
サル痘、男性同士の接触で感染って言われてるけどHIVみたいに女性も少なからず感染している訳だから決め付けで偏見は持たん方がええよなって話
— 逢隣 (@uQ97nAdnCYCzcvW) July 25, 2022
では、現時点でなぜ「男性のみ」の感染が増えているのか、
はっきりとした理由について、言及している情報はありません。

この不思議な現象については、調査段階ということでしょう。
一部の情報では、
男性の粘膜は弱い
女性は頑丈なため感染しにくいのでは
との推測もあります。
サル痘、ゲイ男性の肛門性交で移るけど、男女の性交渉では移りにくい(移らないとは言っていない)のは、女性器はそもそも入れる用に作られてて比較的頑丈な上皮をしてるけど、肛門は出す用で入れることを想定していないから弱々な粘膜なんだよね。だから容易に傷がついて粘膜感染してしまう。ゴムしろ。
— 無知蒙昧の化身 (@SepiaSandCreate) July 25, 2022
いずれにしても確かな情報はないため、
女性だからと油断せずにしっかりと感染対策をした方がよさそうです!
まとめ
今回は、国内で初めての感染が確認された感染症「サル痘」について取り上げました。
男性のみの感染が多い現状ですが、女性が特別うつらない病気ではないことが分かっています。
新たな病原体に不安な気持ちもありますが、感染対策をしっかりとしていきましょう。

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